老人ホームの入居時に必須の持ち物やあると便利な持ち物リスト
総人口に占める65歳以上の人口を調べてみると、その割合は年々増加傾向にあり、2024年は過去最高を記録しています。そのため、高齢者のためのケアやサービスは今後も必須となってくることでしょう。今回は、そのなかでも、老人ホームに入居する際に必要になる持ち物や便利なものなどを中心に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
入居時に必須の基本の持ち物
冒頭でも解説したとおり、2024年現在も高齢者の割合は増加しています。そのため、この記事を読んでいる人にも、これから身近な人が老人ホームに入居する可能性が出てくるかもしれません。その際に、老人ホームについて何も把握していない状態だと、入居の際に苦労してしまいます。そんなことにならないように、こちらでは、まず入居時に必須の基本の持ち物について解説します。
衣類やタオル
老人ホームにもっていく衣類やタオルは、施設から指定された枚数が基本となります。具体的に下着やズボン下などの肌着や靴下、ズボンやパジャマ、バスタオルやフェイスタオルなどが挙げられます。そして、入居する人の状態に応じて、カーディガンなどを用意しておくのもおすすめです。
また、老人ホームによっては、タンスなど収納家具がない場合もあるので、衣装ケースの用意を頼まれるときもあります。さらに、履き物は室外用と室内用の2種類が必要となってくるのも、覚えておくべきポイントです。その際に、入居する人が転倒する恐れがあるため、サンダルやスリッパは選ばないようにしましょう。
食事まわり
老人ホームでは、食事が提供される場合もあります。その際には、食事まわりの用意も必須です。食器などは、老人ホーム側が用意するのが一般的ですが、入居者が家で使用していた食器を希望する場合もあります。その際には、箸・スプーン・フォーク・お茶碗などが必要となるということを覚えておきましょう。
また、箸などは、落下して使えなくなることを想定して、複数準備しておくとよいでしょう。そして、コップなどは、筋力低下の対策として、取っ手付きが望ましいというのもポイントです。
エチケットグッズ
エチケットグッズというのは、主に歯ブラシと歯磨き粉、爪切りや耳かき、ヘアブラシなどが挙げられます。こちらは、自分たちで用意しなければならない場合が多いということを覚えておきましょう。
入居時にあると便利なもの
次にこちらでは、入居時にあると便利なものについて、詳しく解説します。下記で解説するものを用意しておくと、老人ホームでの生活がより一層快適になること間違いなしです。ぜひ、参考にしてみてください。
プラスチックの食器
プラスチックなどで作られた食器は割れにくいため、老人ホームで使うにはおすすめです。筋力や腕力が低下している場合は、ものを落としやすくなっている場合があるので、割れにくいものというのは、老人ホームでは重宝されるのです。また、体を起こすのが大変な人などは、ストローをもっていくと水分補給も楽になります。
エプロン
こちらで挙げたエプロンは、食事の際に使用するものとなります。年齢を重ねてくると、食事中に食べ物をこぼすことが増えてきます。そうなったときに、あらかじめエプロンをつけて食事すれば服を汚さずに済みます。また、このようなときに使用するエプロンは、さまざまな種類が存在しており、使い捨てタイプなどもあるので、持参する際には入居者に合ったものを選ぶとよいでしょう。
時計
時計などは、時間がすぐに分かるので、便利なアイテムとなってきます。人によっては、決められた時間に薬を飲まなければならない場合があるので、飲み忘れを防止するという意味で、時計は非常に役に立つといえるでしょう。
不要なものや持ち込めない物
最後に、老人ホームでは必要ないものや持ち込みが不可な物について、解説します。
危険物や貴重品
こちらは、持ち込めない物です。主に、ライターやハサミなどの危険物に該当するものは持ち込めない場合が多くなります。裁縫が趣味で、どうしてもハサミを使用したいという人は、施設に一度確認を入れてみましょう。また、アクセサリーなどの貴重品も持ち込み禁止となっています。その理由として、管理が大変であること、盗難などトラブルに発展しやすいことなどが挙げられます。そのため、上記で挙げたものは、持ち込まないようにしましょう。
たくさんの外出着
外出着は1、2枚ほどあれば十分であります。あまり持ち込みすぎても邪魔になるだけなので、注意しましょう。また、ボタン付きの上着は、洗濯しにくいという理由で着用しない可能性もあるため、老人ホームにもっていくのは控えておいたほうがよいでしょう。
まとめ
今回は、老人ホームの入居時に必須の持ち物や、あると便利な持ち物リストなどを中心に解説しました。老人ホームは高齢者が入居する施設であり、日常生活支援や介護サービスなどを提供してくれる大変ありがたいサービスとなっています。しかし、いくつかデメリットや注意点なども存在し、気をつけなければならないので、事前に把握しておくことが重要といえるでしょう。そして、自分や身近な人が老人ホームに入居する際には、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてください。